ソフトバンク・ホークス2軍に求めることは勝利のみ!!その理由とは…
2012年から一昨年まで、ウエスタンリーグ連続制覇をつづけ、「向かうところ敵なし」状態だったソフトバンク・ホークス2軍。
しかし、2017年はとうとう優勝に手が届くことなく終了。
2年ぶりの日本一に沸く一軍とは裏腹に悲惨な結果となってしまったのです。
日本シリーズがあまりに劇的な幕切れだったせいか、この事実を積極的に伝えるメディアは少なかったように感じます。
たかが2軍、されど2軍。
でも、ホークスの強さの根源って、いつでも2軍から即戦力の選手を供給出来るところにあると思うんですよね。
代役の選手が昇格後、即スタメンで、しっかりと結果を残せること。
これに尽きるかと。
そして、この状況を支えているのが、3軍制というシステム。
すなわち、2軍のイスですら、ホークスの場合、3軍での競争に勝って奪い取らねばならないのです。
だから、2軍は育成の場ではなく、あくまで勝負にこだわる野球をする場であるべきだと。
勝利に貢献できない選手は、3軍で再調整することになります。
緊迫した展開だからこそ、きっと得ることが出来る経験値があるはずだと思うんですよ。
だからこそ、2軍の場には豊富な経験値をもつベテラン選手も置くべきだと僕は考えます。
また、こういったベテラン選手こそが、一軍のピンチを救ってくれる存在にもなるわけです。
ここで興味深い記事があります。
もう、昨年9月あたりの古い記事ですが、ここでもホークス2軍の低迷ぶりを危惧する内容が書かれています。
しかし、僕はこの記事とは反対の立場をとりますね。
一軍クラスの選手が2軍で調整してくれているおかげで、若手選手が越えなくてはならない「壁」の高さを直接知ることができるのだと思うんですよ。
事実、ベテラン選手たちは、一軍昇格して即結果を残していますから。
他球団だったら、間違いなく一軍クラスの実力者たちだという証明かと。
2軍が勝負にこだわる戦いの場であるならば、外国人選手も当然配置するべき。
カニザレス選手やジェンセン選手は、そういった意図もあったのでは?
今季は、スアレス投手かモイネロ投手のどちらかも、2軍の勝利の原動力として働くことになるはずです。
だから、高額複数年契約のベテラン選手たちは、2軍の若手選手の生きた教材、そして一軍の緊急時におけるスーパーサブとして存在意義が大変大きい訳なのです。
2軍でモチベーションを保てない状態だったとしたら、そもそも一軍で活躍なんか出来っこないでしょうし。
高額のベテラン選手たちを2軍で温めておく。
チームの財政が良好なおかげだからこそ許されるシステムであるとは思います。
でも、敢えて言わせてもらいたい。
釣った魚にエサをあげることの何が悪いのだ!!
FAで無駄に肥えた上に優勝も出来ないどこかの球団にくらべたら、ぜんぜんマシかと。
ホークスは、功労者にとても優しいホワイト球団なんだい!!
あ!
ついつい本音という心の声が理性という窮屈な殻をついに破って、先走っていってしまったようです。
2018.1.13