石川柊太投手よ、今季はジョーカーになれ!!
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いよいよキャンプイン。
早くも工藤監督の熱いゲキのもと、今季も熾烈な開幕一軍枠をめぐる競争がスタート。
特に先発ローテーション枠をめぐる争いは、おそらく12球団イチの厳しさなのでは?
千賀、武田、東浜、バンデンハーク、和田まで5人の名前は、おそらくは小学生でも、ものの数秒で答えられてしまうのでは。
そして、6枚目の枠で最有力候補と目されているのが石川柊太投手。
各メディアでは、決まって彼の名前が挙がります。
でもね…。
石川投手の先発での起用には、もろ手を挙げて賛成はしかねるのです。
っていうか、もったいないと思いませんか?
剛速球とパワーカーブ、それにキレキレのフォーク、スライダーという、まさに奪三振を奪うために生まれてきたような男。
その素晴らしい持ち球をつねにフレッシュな状態で全力で投げ込む姿こそ、石川投手の持ち味だと思うのです。
昨年は、相次ぐ先発投手陣の途中離脱で、急遽中継ぎから先発へ配置転換された石川柊太投手。
初回から全力投球するスタイルとはいえ、試合中盤にもなるとガクンと球威が落ちてしまうのはありありと分かりました。
中継ぎで調整していたので仕方がないことではあるのですが…。
シーズン終盤には、もうバテバテで自慢の速球も、打者の手前でお辞儀している有り様でした。
まあ、今季は、キャンプで一から体を苛め抜いて作り直してくるとは思いますけど。
今シーズンは、また、昨シーズン序盤の中継ぎ登板で見せた、相手チームが絶望の淵に立たされるかのような圧倒的な投球を観たいのです。
投球イニング数をかる~く上回ってしまうほどの奪三振数をね。
先発がふがいない投球をしたら、すぐさま早い回から登場して、強引に相手チームの戦意を喪失させるような投球こそ石川柊太投手にはふさわしいと考えるのです。
そんな贅沢な使い方、ダメでしょうか?
いえいえ、ホークスだからこそ許される起用法かと。
試合の流れを一発で変えてしまう、規格外の力量を持つ投手。
そう、まさに彼はジョーカー。
僕の他にも、昨シーズン序盤で披露してくれた奪三振ショーにこそ、いちばんの快感を覚えたホークスファンも多いはず。
先発投手としてマウンドに上がって、ペース配分しながら投げる石川投手は、正直見たくないかな。
普通の投手になっちゃつまらない。
また、3イニングくらいを圧倒的な力でねじ伏せる投球を観たいのです。
2018.2.1