kiyosejin-hawks’s blog

ソフトバンク・ホークスをこよなく愛するコアファンのひとりごと

田中正義投手の覚醒で思うこと【その①】

 

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https://full-count.jp/2017/04/08/post64347/

 

 

田中正義投手の評判がここに来てうなぎ登りみたいですね。

「脱力」をテーマにした新投球フォーム。

「キャンプA組昇格も近いのでは」という報道も。

 

 

www.nishinippon.co.jp

 

昨年1年間かけて取り組んだ新投球フォームが、どうやら吉と出ているよう。

おそらくは、まだまだ全力投球は控えている段階なのでしょうが、却ってそのことがフォームから無駄な「力み」を抜かして質の良いストレートに繋がっているのでしょう。

 

しかし、良かったり、悪かったりと、自慢の速球に安定感がないのも、この投手の特徴でもあるのです。

まあ、安定感が備わっていれば、とっくに一軍の戦力になっている訳で。

そこの辺が、1軍と2軍投手との境界線だったりするのですね。

 

まあ、あせらず、じっくりと…。

ホークスは、端から即戦力投手として獲得した訳ではないでしょうから。

大学4年時の凋落ぶりは、酷かったですから。

だから、間違いなく「素材型」の投手として、指名したものだと思います。

 

好調時のボールに、無限の可能性を感じさせる投手。

ですが、現時点では、まだ、投げさせてみないとわからないレベルの投手。

 

では、よい時の投球フォームを見てみると。

 

 

見事に力みのない投球フォームをしています。

見るからに「伸びのある」速球を放っているのがわかります。

 

しかし、この試合のあと、田中正義投手のキャリアは徐々に低迷期に入っていってしまったのです。

右肩の違和感との長い闘いです。

 

彼を長らく苦しめた、右肩の違和感の原因は、もちろん投球フォームのなかにあったはずです。

だから昨年、シーズン序盤の段階で早々に投球フォームの改良に着手したのは、チームとして英断だったかも知れません。

まあ大卒ドラ1にフォーム固めから時間を与えることが許される球団って、他にないでしょうけど(笑)。

 

このまま、あせらずにじっくりと新投球フォームを固められれば、あの試合のような「バットに当てさせない」剛速球を再現できるかもと期待させてくれます。

 

もちろんフォーム固めに成功出来れば、コントロールも安定するはず。

「あの試合」も伸びのある速球をビシビシとストライクゾーンの厳しいところに決めてましたもん。

 

今年もあせらずに一年かけて、しっかりと新投球フォームを固めた方が良いと思います。

そして、将来的な適正を見据えた上で、ポジションにあった調整も。

 

その②へ続く…。

 

2018.2.17