田中正義投手の覚醒で思うこと【その②】
http://number.bunshun.jp/articles/-/824506
前回ブログからの続きになります。
kiyosejin-hawks.hatenadiary.com
田中正義投手を見ていて、つくづく思うのは誰も真似することの出来ない「速球の質」。
なんでしょう、スピードガンの数字では単純に測ることの出来ない部分と言いましょうか。
打者の手元で、グンと伸びる球質。
それでいて重い球質。
高めの速球で狙って空振りを取ることの出来る、数少ない投手のひとりでしょう。
今キャンプでは、大学時代の全盛時に見せてくれた速球には、まだまだ及ばないのですが、これからもっと球速とともに球質も上がってくるはず。
他、フォークやスライダーも切れていることも付け加えておきます。
では、田中投手の欠点はというと。
課題は、セットポジションでの投球。
それと、球種の少なさ。
どうでしょう。
これらを勘案すると、田中正義投手の適正ポジションって、やはりリリーフなのではないでしょうか?
奪三振マシーンとしてのロマンを感じさせてくれる「速球の質」を考えると、ペース配分なんかを考えないで投げて欲しいと、つい考えてしまうのですね。
出来ればクローザーとして成長してもらえたら。
もちろん、クローザーという大役を務めるには、まだまだ数段レベルアップしなくてはならないはずですが。
そのポテンシャルを感じさせてくれるだけの投手です。
間違っても、フォームが未完成のまま、一軍のマウンドには立たせないでほしい。
今年1年かけてフォーム固めと、長所を磨くことに専念するべきです。
サファテ先生が健在なうちに何とか地保を固めて、馬原投手以来の日本人クローザーの境地にまで辿り着いてもらえたら。
大きな体躯も、またロマンを感じさせてくれます。
いつの日か、9回の奪三振ショーを楽しみに待つ日々が来てくれたら最高です。
2018.2.22